アジアのビール、オーストラリアビールの飲み比べ

アジアのビールはヨーロッパのピルスナータイプのラガーを意識しながらそれぞれの国の風土に合ったビールになっている。オーストラリアのビールは名前はイギリス風だが味はアメリカに近いかな。
海外のビールには輸入ビールと国内でのライセンス生産があるが輸入ビールは質が落ちていることがあるし、国内生産は何か海外の本物とは違う。同じビールなのにアルコール度数が違うこともあり、この辺を推測しながら飲むのも世界のビールの楽しみと考えよう。通販の売り場にリンクしてますが原材料、度数等については変わることがあるので気になる方は直接確認してください。

日本(アマゾン)で販売中のビール

ビクトリアビター オーストラリア

ビターという名前だがぜんぜん苦くない。まあ、同じオーストラリアのフォスターズと比較して飲めば、こちらのほうが最後に少し苦味が残り、ドライな感じだか世界のビールの標準からは苦くない軽いイメージのラガービールといえる。オーストラリア国内で一番飲まれているビールであり、オーストラリアの風土には合っているのであろう。よく見ると瓶のラベルにはVBという表示でBITTERという表示は見当たらない。原材料は大麦麦芽、ホップ、糖類、度数は日本語ラベルでは4%~5%は英文ラベルは4.6%。

333 ベトナム 

ベトナムはASEANのなかではもっともビールの消費量が多い国。醸造技術としてはフランス影響を受けているということだが、他の東南アジアのビールと比較すると軽いアメリカンな印象、ただ、ヨーロッパのビールと同じようなモルト、ホップの香りもする。苦味は少なくスムーズ。原材料は麦芽、ホップ、米、酸化防止剤(亜硫酸塩、ビタミンC)、度数5%。

タイガービール  シンガポール

シンガポールを中心に東南アジアで良く飲まれているビールだが、南方の軽いイメージとは違い、しっかりとしたこく、キレがあり、ホップの香りも感じられ高級感のあるビールの味。ハイネケン社と合弁で始まった会社のようだがハイネケンより濃い感じ、また、原料の表示に麦芽、ホップの他、糖類とあり、この糖類によりヨーロッパのビールとは違うこくが作られているのではないか。5%。

シンハービール タイ

軽い苦味とこく、雑味のない味、麦芽の香りもあり、なかなかおいしい。原材料は麦芽、ホップ、糖類。アルコール度数は5%。

シンハー LEO タイ

シンハービールと違いすっきりクリアな味、強炭酸、軽い甘みと強い酸味がある。麦芽使用率は49%で発泡酒の分類。原材料は麦芽、米、ホップ、糖類、乳酸、塩化Ca、酸化防止剤(亜硫酸塩、ビタミンC)、アルコール度数は5%。

チャーンビール クラシック タイ

ふわっと柔らかで軽く上質な感じがする。米が入っているためか味は薄く、コクはないがビールそのものが薄い感じはなく口当たりがよい。タイのシェア60%ということだが確かにタイの気候に合ったビールだろう。原材料は麦芽、ホップ、米、アルコール度数は5%。

ビンタン インドネシア

ルスナーと書いてあるだけあって、チェコのビールを南方風に軽くした感じ、アルコール度数は4.7%とちょっと軽め、コクもわずかに軽いが苦味はしっかりとある。

青島ビール 中国

軽いビールであるがグリーン瓶の色が示すような少しフルーティな青臭い香りがする。アルコール度数は4.7% ~4.3%までいろいろ表示されていることがあるが、飲んだ印象では軽めである。軽く柔らかな感じが中華料理のしつこさを流してくれてそうだ。

青島ビールスタウト 中国

チンタオビールのスタウト、さっぱりが売りの青島ビールのイメージに合わないが、アルコール度数7.5度のスタウト、原材料は大麦麦芽、米、ホップ。詳細はわからないが、味からするとスタウトといっても下面発酵、ローストの風味は強いがカラメル臭は弱い。泡立ちは多いがクリーミーとはいえない。度数が強い割りにさっぱりした感じで料理ともあいそう。

台湾ビール パイナップル 台湾

パイン味が楽しめる台湾ビ―ル、アルコール度数は2.8%と低く、ジュースの代わりに飲んでしまいそう。‎原材料は果糖ぶどう糖液糖、麦芽、パイナップル果汁、米(台湾産)、ホップ、香料。

台湾ビールライチ 台湾

果汁9%アルコール度数3.5%のフルーツビール。ライチの独特の果肉感まで感じられ甘く、ビールと入りのカクテル。原材料はライチ果汁、麦芽、米(台湾産)、ホップ、香料。日本の分類では発泡酒となる。

サンミゲール・ピルスナー フィリピンビール

軽い感じがするが、アルコール度数は5%、原材料は麦芽、ホップ、米とあり、この米が軽さを演出しているのだろう。

ヒナノビール タヒチ

南太平洋にあるフランス領の島(フランス領ポリネシア)、ヒナノというのはシンボル絵になっている娘の名前。このラベルの絵がタヒチらしく人気でお土産のTシャツ等にプリントされている。原材料、麦芽、ホップ、アルコール度数5%。ホップの香り、苦味はあるが甘みは少なくドライなビールで料理とのみたい。

販売が終了したビール

フォスターズラガー オーストラリア

モルト感があり、癖がなく日本のビールにも近い印象。今、一番気にいっているビール。裏のシールにはアルコール度数は4%~5%とてきとうな表記になっているがシールの裏には4.9%と書いてあった。2023年2月現在、アマゾンの販売は終了している。

キングフィシャ― インド

インド産のビールだが、原産国がイギリスと書いてある。原材料は大麦麦芽、ポップ、アルコール度数4.8%。柔らかな感じのライトなピルスナーで最初にホップの香りが喉に広がる。インドで最も飲まれているビール。2023年2月現在、アマゾンの販売は終了している。

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